Google Workspace の Gmail は Thunderbird で送受信することも可能です。
Google Workspace の Gmail と Thunderbird は完全に同期され、Thunderbird で特定のメールをフォルダに移動すると、Gmail 側でもそのメールに移動したフォルダと同じ名前のラベルがつけられ、フォルダと同様に整理することができます。

Google 管理コンソールでの IMAP 接続許可の設定

Google Workspace 管理者は Google 管理コンソールの[アプリ]-[Google Workspace] -[Gmail]-[エンドユーザーのアクセス]の「POP と IMAP アクセス」の[IMAP アクセス]をオンにして[保存]します。

    IMAP アクセス

    1. Google Workspace Gmail の IMAP 接続を有効にする

    Gmail 画面右上の[設定(ギア アイコン)]-[すべての設定を表示]をクリックし、メール設定画面を表示します。

    Gmail 設定

    メール設定画面にて[メール転送と POP/IMAP]タブをクリックし、IMAP アクセス項目の[IMAP を有効にする]を選択し(必要に応じて IMAP のオプション設定も行い)、[変更を保存]します。

    IMAP を有効化

    2. Thunderbird にて新規メールアカウントを作成

    Thunderbird を起動して、新しいメールアカウントを作成します。「別のアカウントをセットアップ」の[メール]をクリックします。

    メールアカウントを作成

    メールアドレスのセットアップ画面にて、[あなたのお名前][メールアドレス][パスワード]を入力して[続ける]をクリックします。

    メールのセットアップ

    Gmail のアカウント設定(受信メールサーバーが imap.gmail.com、送信メールサーバーが smtp.gmail.com)がデータベースから見つかった場合は[完了]をクリックします。Gmail のアカウント設定が見つからない場合は、[手動設定]をクリックします。

    アカウント設定

    手動設定の場合は、次の情報を選択・入力して[完了]をクリックします。

    【受信サーバー】

    プロコトル : IMAP
    ホスト名 : imap.gmail.com
    ポート番号 : 993
    接続の保護 : SSL/TLS
    認証方式 : OAuth2(もしくは自動選択)
    ユーザー名 :(Google Workspace のユーザー名)

    【送信サーバー】

    ホスト名 : smtp.gmail.com
    ポート番号 : 465
    接続の保護 : SSL/TLS
    認証方式 : OAuth2(もしくは自動選択)
    ユーザー名 :(Google Workspace のユーザー名)

    メールアカウント手動設定

    別ウィンドウが開いて Google Workspace アカウントへのログイン画面が表示されるので、ユーザー名を入力して[次へ]をクリックします。

    Google Workspace へログイン

    Thunderbird が Gmail のデータにアクセスするのを[許可]します。

    Google Workspace アカウントへのアクセスを許可

    新規メールアカウントが追加されたのを確認して[完了]をクリックします。

    メールアカウントのセットアップが完了

    3. メールアカウントのセットアップが完了

    メールのダウンロードが始まり、Thunderbird と Gmail が同期されました。

    Thunderbird と Gmail の同期が完了