Google Workspace でユーザーアカウントを作成すると、同時にテスト ドメイン エイリアスが作成され、テスト ドメイン エイリアスはすでにメールが受信できるようになっています。

例えば、ユーザーアカウント you@company.jp のテスト ドメイン エイリアスは you@company.jp.test-google-a.com となります。you@company.jp.test-google-a.com 宛のメールはユーザー you@company.jp の受信トレイへ配信されます。

この機能を利用して、プライマリドメインのメール配信先は変更せずに、現在ご利用のメールサーバーの管理画面にてテスト ドメイン エイリアスのメールアドレス宛にメールを転送することで、メールの二重配信を実現できます。メールサーバーの設定を変更しないので、メール不届などのリスクなしで Gmail が受信できるようになります。

尚、本設定は Google 管理コンソール(admin.google.com)での設定は一切必要ありません。

テストドメインエイリアス

1. Google 管理コンソールにログイン

Web ブラウザを開き、管理者権限をもっているユーザーアカウントで Google 管理コンソール(admin.google.com)にログインします。
ホームが表示されたら[ユーザー]アイコンをクリックします。

2. テスト ドメイン エイリアスを確認

ユーザーアカウント一覧画面が表示されるので、テスト ドメイン エイリアスを確認したいユーザーを選択します。

ユーザー詳細画面にて[ユーザー情報]欄をクリックします。

ユーザー情報

ユーザー詳細画面にて[予備のメールアドレス(メール エイリアス)]欄をクリックします。

予備のメールアドレス

予備のメールアドレス(メール エイリアス)欄の下部に表示されている予備のメールがテスト ドメイン エイリアスとなります。

テスト ドメイン エイリアスの形式は一律「ユーザー名.test-google-a.com」となります。

テスト ドメイン エイリアスを確認

3. テスト ドメイン エイリアス宛にメールを転送

現在ご利用のメールサーバーの管理画面のメールアドレスの設定画面にアクセスして、 Google Workspace で作成したユーザーのテスト ドメイン エイリアスのメールアドレス宛にメールを転送する設定をおこないます。

例 : メールアドレス user01@company.com のメールのコピーを user01@company.com.test-google-a.com 宛に転送

メールの転送がはじまると、Google Workspace の Gmail でプライマリドメインのメールの送受信が可能となります。
Google Workspace の本導入が決定した場合は、プライマリドメインの Gmail を有効化して転送を解除します。

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